田川伊田地方に伝わる400年も続く祭りで、今では福岡県5大まつりのひとつとなって、毎年たくさんの見物客で賑わう。

07年5月20日、お旅所に留まっていた山笠11台が再び彦山川を渡り、対岸の風治八幡神社に戻る行事が行われた。

神幸祭は毎年第3日曜日とその前日に行われる。

色とりどりに飾られた大バレンもあでやかに11台の山笠が集合して風治八幡神社で神事を行い、
町内を練り歩き、彦山川を渡る「お下り」が5月19日土曜日に。
翌日20日は、対岸に上がって一晩お旅所に留まった神輿と山笠が
風治八幡神社に戻るために川を渡る「お上り」の行事。
重い山笠を激しく前後に揺すり、水しぶきを上げる。
中にはドライアイスを流すパフォーマンスの山笠も。
激しく揺らすのは厄を落とし、清めるという意味があるそう。
いつもの10倍ズームのデジカメながら、今回はビデオ用の三脚を持参して撮りました。
三脚にはなれないので、もどかしいですが、でも欠点だった水平が保たれる写真になってました。
祭りも最高潮の頃は、三脚からはずして撮りましたが。
彦山川で繰り広げられる山笠の豪華絢爛な川渡り行事に夢中になっている間に、帰りのバスの時になった。バスは混雑を避けて駅から離れた臨時のバス停に止るので、11台の山笠が川を上がる前に川を後にした。時間に余裕があったので助かったが、混雑の中、反対方向まで歩いてしまって大慌て(^^ゞ
炭鉱の荒っぽいイメージのある筑豊の行事ではあるけれど、この行事を通しての町の印象はさわやか。ごみもほとんど落ちてない。随所に大型の手作り分別ゴミ箱が設置されている。

400年もの歴史を持ち、福岡県の重要無形文化財に指定されている神幸祭は多くのアマチャーカメラマンたちが地域から押し寄せるメッカにもなっている感があり、400ミリの望遠レンズを装着したカメラの放列、中にはツアーでどこからか来ているシニアのカメラマンの団体もあった。

この祭りが終わると、筑豊地方にも初夏がおとづれるとか、田んぼには水が張られ、苗も植え込まれているのが帰りのバスの中から見えました。田川駅発の小倉行きの快速バスで、香春岳が見える採銅所などを通り、1時間あまり。充実したミニ旅でした(^^♪

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