頂吉越とますぶちダム 2008年11月25日(火)
平和どおりから田川行き快速バスに乗って、約50分。
頂吉越のバス停を降り、交差点を渡って優和園横の車道を約20分歩く。緩やかな上りと下りの山道。


途中廃屋のような建物、地図には高倉神社とあるけれど・・・・・
ちょっと気味が悪いので、車道の端を歩く。



約15分歩くと、眼下に集落が見える。この間行きあった車4,5台。明るい日差しがなかったらちょっと怖いような、建物が見えてほっとする。
頂吉林道と手前鱒淵ダムへの分かれ道。
大木のイチョウの落ち葉が美しい。
青少年センター
川沿いの公園の紅葉も美しい。
建物のそばにサイクリング道路の入口があった。



ここから約20分歩くと旧頂吉ダムの堰堤へ。
1939年にます渕貯水池の東側部分を堰き止めて頂吉貯水池を建造した。
旧頂吉ダムは弓形をなす貯水池の東側を堰き止める。

ます渕ダムの完成を受けて堤体の一端に水路を通し、満水時は頂吉貯水池からます渕貯水池に水が流れる仕組みになった。


1973年、竣工したます渕ダムの周囲をぐるりと囲んで、一周10.3キロの自転車道路が整備された。
青少年センターサイクリング道路が続いている。
ます渕ダムが見え隠れしてたけど、20分ほど貯水池周りをを歩いて途中で引き返した。
工事用のトラックなどがよく通るので、落ち着いて歩けなかった。こんなだったら自動車道を歩けばよかったなあと思いながら。

もう少し歩けば歩行者・自転車専用の吊り橋・ます渕橋が見えるところだけど。
上の写真は赤マルの地点から撮影。
今度は県道(呼野・道原・徳吉線)を歩いて行ってみようと思う。

徳光橋からお出かけ交通のバスが道原まで出てるらしいけど、どうかなあ
元来た道を引き返し、再び頂吉越のバス停へ。
途中、削り取られた平尾台の山が見えた。

停留所に通じる小道から老婦人が出てきた、谷かなと思えるようなところだったのでちょっと驚いた、集落があるらしい。


1973年に福智貯水池と頂吉貯水池からの流れが合流する渓谷を堰き止めた第三のダム、
ます渕ダムが竣工し、旧頂吉ダムは必要なくなっている。

もう50年近く前の学生時代、福知山に友人と登り、積雪のためどこを歩いてるのか
わからなくなり、マッチの火がつかないので持って行ったコッフェルも
使えず食事らしいものも取れないで、
道に迷って命からがら、頂吉にたどりついた思い出がある。
土地の人に親切にしてもらった。あの頃は頂吉ダムは
稼働していたことになる・・・・
ダムのすぐそばに停留所があり、小倉行きのバスに乗って帰った。
途中に道原の停留所があったと思う。

田川行き快速の途中にある「頂吉越」という停留所が筑豊の町に通じる
ルートにどうしてあるんだろうと疑問に思っていた。
越というのは峠のような意味なのかとか。

年月が過ぎ、道路のルートも大きく変化してしまったのか、
それとも貯水池の周りの県道にあったバス路線が廃止されたのか・・・

疑問は解けないが、頂吉越の地域散策日誌です。


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