2011年7月30日(土)
  井原山(標高983m)の中腹に群生しているオオキツネノカミソリを見る
バスツアーに参加。大群生を見てきました。
今日、明日が最高の開花ですという道案内をしてくださった、
守る会のボランティアガイドの言葉通り、素晴らしい景観でした。

私にとっては言語に絶するハードな行程で、写真撮影どころではなかった。

ピンボケばかりの写真にがっくりしながらも、
よく、無事で帰ってこれたと、筋肉痛の足をさすりながらほっとしてます。
 
 
ヒガンバナ科の多年草で高さ30pから50p。キツネノカミソリより花が大きく、長く突き出るおしべが特徴。本州の関東以南と九州に分布する。
根に有毒を持つ植物
 
 
 
 
 
 
【赤の点線を歩いて、現在地の登山口からオオキツネノカミソリ
の群生地へ上り、戻って、現在地から、赤の点線の林道を下る。
本コースは茶色の線を通り、アンノ滝から沢を下って井原登山口へ降る】
野河内渓谷登山口で、バスを降り、アスファルトの林道を歩くこと1時間あまり、
林道と言っても歩き始めてしばらくはかなりな傾斜があり、気温の高い時間で、
かなり体力を消耗する、40名のツアー全員の歩調を合わせるために何度も休みを取りつつ、水無登山口へ着いたのは11時半。駐車場にはたくさんの車、そう言えば何度も車と行きあった。ここまで車でくれば、ずいぶん楽だろう。

昼食をを取り、水無鍾乳洞から出てくる冷気に涼んだり。登山口にも少し盛りを過ぎたキツネノカミソリがたくさん咲いていて、これで十分という思いもあったがせっかくツアーに参加して、断念するのは悔しいので、行けるところまで行くことに。最近は階段や坂を極力避けているのに、こんな羽目になるとは・・・

このコースは戻ってくるのではなく井原山登山口まで沢を降りたりしながらの通り抜けだが、花の群生を見た後バスに戻りたいと希望して、沢歩きはしないという人15人とともに、林道を歩いて井原山登山口のバスへ戻るということに話が付いた。


この行けるところまでが、かなり急な上りや、沢をいくつも横切ったり、丸木橋を渡ったり、滑りやすい岩の上を歩くなど、少しも気が抜けない。オオキツネノカミソリ
の花の数は上に上がるほど増えていき、一面の花が森の中に広がる。

滑りやすい岩の上に足を乗せるのが怖くて、水の中に入ったり、よじ登ったり
散々な思いをしながら歩く。
上りはかろうじて上がれても降りるときはどうなるのだろうと、不安で前に進めない気持ちだけど、花は本当にすごい量で、美しい。この花を見た後の帰りは滑りやすい道や岩を杖で支えながら、降りてきた。


2時半、15人揃ってガイドさんについて、林道を下る。これがまた急なアスファルトの道を延々1時間、登りも苦しいがこの急な坂道を歩き続けるのも苦痛、足の裏が痛くなってきた。バス停近くの瑞梅寺山の家へ。ここで一休みしてバスに合流、歩数は1万6千歩。

野菜の買い物をして、二丈温泉きららの湯でたっぷり一時間休養し、19時帰途に
ついて9時に帰宅した。

疲れた、苦しかった、もう絶対行かない、などと。それに写真の出来の悪さは悔しい。事前にハードな行程のことが耳に入ったので、落としてもいいカメラを持って行ったのも災いした、がっかり。

このツアーのために直前に山の店でショートスパッツを購入、はめ方を店員さんに教えてもらい、家でも練習したり。ツアーのチラシではハイク初級とあったのに、これは紛れもない登山、私から言わせれば中級ではと思ったり。ハイクというのを勘違いしてたかも。ちょっと調べてみた

ハイキングとは
軽登山のこと、ウイキペディアによると、自然の風景や歴史的な景観を楽しむため、軽装で、一定のコースや距離を歩くことをいい、ウォーキングともいいます。野原や小高い丘、山や峠を越えたり、その中腹を横切るといったコースもあり、山歩きとは一部その活動が重なる部分もあります。

軽がついても登山のことだったのだと、認識の甘さに、びっくりです。登山と名のつくものにはこれから近づかないことにしよう。

野河内渓谷
井原山山麓の野河内渓谷は、新緑や青葉、豊富な清流が魅力の人気スポット。
 
【野河内渓谷のせせらぎを聞きながら40名が登り始める。
本格的な装備をした人も半数くらいはいた】
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