黄金鬼百合が咲いた福智山ろく花公園
2011年7月10日(日)

黄金鬼ゆり
黄金鬼百合はオニユリの突然変異種で、長崎県の対馬のみに自生する。
名は牧野富太郎博士によって昭和8年に命名されたと伝えられ、
大陸と陸続きの時代に朝鮮半島経由でやってきたものと思われる。
花はやや下向きにつき、花びらの先は反り返る。鬼百合(オニユリ)と同様に葉の脇にムカゴがつく。
花公園には茶店上の野草園で1本の茎に多数の花を咲かせていた。
ヤマユリ
この日もあちこち、ヤマユリの大輪が咲いていた、野草園だけでなく、池の上の小道にも集団で咲いている。色も純白のもあり、赤い色が際立つのもあった。
八重咲き鬼ゆり
花公園展望台の傾斜地には鬼ゆりが素晴らしくたくさん咲いていたが、
別の場所、2,3か所で八重の鬼ゆりを見た、三重に花が付いているように見えるのもあった。園芸品種なのかも、楽天のネットショップで苗を見かけた。
コオニユリ
鬼ゆりとどこが違うということもないがムカゴがつかないことで区別するらしい。
水車のゾーンにある鬼ゆりにはどれもムカゴがついてなかった、やや小ぶりかも。
鬼ゆり
球根を食用に、花を観賞用に利用するために、古い時代に中国から渡来したという説がある。球根は少し苦味があるものの、凶作時の非常食糧の1つとして十分に役立ち、今でも農家の庭先や畑の縁などでオニユリが栽培されているのは、非常食糧とされていた時代の名残りだという。
種子が出来る2倍体のオニユリは対馬、朝鮮半島南部で確認されている。
夏の間は、花公園への15分の坂道は敬遠したかったが、黄金百合を見たさに
出かけた、うすぐもりで時々日差しが照りつける感じの時間帯だが
バスを降りたのも私一人、公園にもほとんど人影はなかった、暑い。
でも鬼ゆりもたくさん見たし、何より、黄金鬼ゆりを初めて
見ることが出来て嬉しかった。いつも立札しか見てなかったので。
園内のスカシユリはもうほとんど終わりで、白野江でも見かけた
コンカドールという品種が美しく咲いていた。

日曜日のバス便は黒崎を9時スタート、10時9分の永満寺行きで
10時45分入園、12時24分発の直方行きまで2時間と
たっぷり時間がある。平日だと、11時半に入って、12時49分のバスだから、
30分ほど、時間が多い。

写真はたくさん撮ったのに、黄金鬼ゆりなど、あまりきれいに
撮れてないがまあまあこんなものと妥協しなくては。


フラッシュと同じ画像でピカサアルバム
戻る