旧松本邸
安川敬一郎の次男健次郎が松本家(敬一郎の兄)の養子となり、ペンシルベニア大学
に留学、帰国後父敬一郎とともに石炭業「安川松本商店」で、得た莫大な資金で、九州工業大学の前身である、明治専門学校を創立した。
松本健次郎が自宅兼迎賓館として明治41年に竣工、
約1.3ヘクタールの敷地に洋館と日本館を配置されている。

昭和26年、西日本工業倶楽部に譲渡され、現在に至っている。
洋館は日本の建築に本格的なアール・ヌーボー様式が導入された先駆例とされており、
家具にまでこの様式を徹底採用した一貫性は、他に例をみない。
昭和47年国の重要文化財に指定されている。