2009年2月21日(土曜日)
西小倉で日豊線に乗り換えて、豊前松江まで、約一時間の鈍行列車の旅。
曽根を過ぎると、田園風景が広がるのどかな地域、苅田を過ぎると海も見えてくる、行橋近くになると北九州より大分寄りの雰囲気を感じる。あまりなじみのない日豊線だけど、こういう列車も楽しい。昨年行ってるので、今年は余裕。
10号線を横切り、望海荘(老人福祉施設)を目印に1本道をゆっくり歩く。途中、白梅の林、野草の群生などを写しながら、勾配の続く道を約20分。途中椎田バイパスから上がってくる道路から、土曜日とあって、次から次へと車の列、ほとんど軽か小型車というのも特徴。

望海荘の広い駐車場はずいぶんと車で埋まっていた、そこから約10分ほど歩くのを惜しんでか、狭い道をなおも進む車も多く、その厚顔さに腹立たしくなる。まあ、でもこんなことで、素敵な眺めの気分を壊されたくないので、無視。並木になってる場所の撮影に車は邪魔で・・・
個人のお宅が趣味で植えられたものを公開してるだけで、規制などは何もない。
花を楽しむモラルだけだ、

600本ほど植えたと言われ、昨年はそうか、と思っていたが、全体で200本の桜の木のよう。植えた幼木の多くは鹿などに食べられたとか、ミカン畑が広がる斜面の頂上にも、若木が20本ほど植わっていてどれも花をつけている、はるか下方に周防灘が見える。菜の花畑が広がっていたり、農家の趣味とはいえ、たくさんの人を楽しませてくれて、ありがたい。花はほとんど8分咲き、でもまだ2分くらいしか花をつけてない木もあるので、まだまだ楽しめそう。

広場になってる中央にある木に今年もたくさんのメジロがやってくる。
花は咲き始めの初々しさ、新鮮で美しく。
カメラマンが回りを取り囲んではいるが数としてはそれほどではなく、しばらく撮影タイム。一眼の望遠レンズでパシャパシャやられてる傍で撮るのは気が引けるが。私のニコンもシャッター音だけは1人前だけど、もちろんOFFにしている、連写の時、OFFにしてると撮れてるのか不安だけど(^^ゞ

1時間半ほど、歩きまわり、帰途に。きれいな河津桜を見れて満足。寒さに躊躇したけど決心して良かった、たいして寒さは感じなかった。


 豊前松江駅

 桜の通り

 メジロが来る広場
カワヅサクラは早咲きオオシマザクラ系とヒカンザクラ系の自然交配種と言われ、原木のある、発祥の地、静岡県河津町では2月7日から桜まつりが開かれ、桜並木がライトアップされるなど、町を挙げてのイベントになってる。
この河津町出身の秋山さんという方がこの豊前松江の河津桜の里のオーナー。

可憐な河津桜に魅せられ、こつこつと手入れをされているのだろう。
ミカン1袋300円で、小さな台に乗せて、販売してるのがちょっと微笑ましい。
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戸畑から8時58分の列車で、西小倉で乗り換え、10時3分着 910円
帰りは12時10分の列車にあったので、行橋まで360円。行橋駅東口から長い商店街を通って(約10分)19番の青葉行きに乗って1時間15分、小倉着。
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